「好きなことで生きていく」って、ナメんじゃねえぞ?

塾長の叫び

体を壊すほど無理して嫌いなことをし続けることはないよ。




だけど「好きなことで生きていく」って、本当に「好きなことだけやって生きていく」ことだと思うなよって話。




あまりにも「好きなことをやればいい」というのが美化されすぎて浸透してしまってるから、ちょっと待てよ、と思ったの。




僕自身、塾の仕事が好き、大好きだ。




だから独立した。




だけど独立して初めて知ったのは「経理・事務・税務・広報・施設の維持管理・ほか諸々」の「好きではない部分」が大半を占めているという事実。




もちろん「大好きな塾のため」だから頑張れるんだけど、「税務」単体で「好き」とは、さすがに言えないよ笑




広報だって、めちゃくちゃ地道で労力がかかるもん、心が折れる時の方が多いよ笑




だけど継続的な塾の経営には必須だから、やらないわけにはいかないよね。




僕が未熟なだけかも知れないけど、




名だたるプレイヤーが嫌いになるほど練習したり、立ち直れなくなるくらいに打ちのめされたり、




その末に掴んだ舞台なのに、結果が出ないと切られる




というのを知ると、僕らの見てるキラキラした姿の裏にはその何十倍も「イヤ」が広がってるんだな、と思ったり。




同時に、僕はまだまだ「イヤ」が足りてないな、と思ったり。




そもそも、「好き」とか「嫌い」って何だろうね。




思えばほんの些細な理由で、例えば




できた・ほめられた→好き




ミスった・ダメ出しされた→嫌い




だったりするんじゃないかな。




僕は昔、歌が嫌いだった。




小さい頃に家で歌ってたら兄貴に「オンチ」と言われたからだ。




幼稚園児が音が取れないことくらい当たり前なのに、当時の僕は真に受けてヘコんで、そこから何年も口パクでやり過ごした。




音楽の授業や合唱会なんか大嫌いだったよ。




誰かのしょーもないからかいで「嫌い」になれるんだ。




でも、高校生くらいにカラオケ行って好きな歌を歌ってみたらめっちゃ気持ちよかったのね。




もう一気に好きになっちゃった笑(ヘタクソだけど)




小学生の頃は野球がそこそこ上手くて好きだった。




でも中学校には野球部が無くて柔道部に入ったんだ。




で、ある時、野球のクラブチームの子も混じって野球で遊んだんだけど、もう全く歯が立たなくって。




嫌いというか、進んでやろうとは思わなくなったよね。




野球チームと柔道部でどっちが上手いかなんて考えなくても分かりそうなのにさ笑




人間、ここまで単純なんだね。




「好きなことだけやればいい」とか「嫌いなことはやらなくていい」とか言うけどさ、




そんなに簡単に選んだり切り捨てたりできるほど立派な理由って、あるのかな。




切り捨てられた方だって、改めてやってみれば「好き」になったりするんじゃない?




積極的にやらなくなった野球だけど、キャッチボールは楽しいしバッティングセンターは気持ちいいし、野球の話題は目に入るし。




いや、それまあまあ好きやんっていう笑




ましてや「好きなことだけして生きる」なんて出来るほど甘い世の中じゃないんだから、




好きなことは精一杯やるとして、




好きじゃなくても、やれと言われてそこまで苦ではない




そんなレベルに持っていくくらいの努力は必要だと思うんだよね。

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