苦手科目から攻めるより、得意科目から攻める方が上手くいくことも多い。
たとえば、英語70 数学70 国語 50 理科70 社会70 の子がいたとしよう。
どうしても目につくのが国語。
「国語さえ上がれば350点になる」と思って手を付けようとするんだけど、これが何故か上手くいくとは限らない。
なにせ本人も自覚のある「苦手」であり、もちろん「嫌い」でもある。
だから気が乗らない。
要するに、勉強のテンションが低いのね。
おそらくこの子にとって、国語で20点を上げるより、英数合わせて20点を上げる方がカンタン。
国語より、まだ自信のある英数の方がテンションは高いから。
そして無事に英数ともに80点で合計350点に乗ったとしよう。
次は400目指して、理社にも手を付ける。
理社も80になったが、目標には届かない。
ここで初めて「上げるには国語だな・・・」と自身が真に気付く。
最初に国語に手を付けるより、この時点で手を付ける方が「実感」を得られやすい。
テンションが違うから、集中も意識の置所も全然変わってくる。
こういう考え方もアリだよ。