やってあげると「やらなくていいこと」が増える。

塾長の叫び

良かれと思って相手にやってあげると




その相手にとって「やらなくていいこと」が増える。




「サービス」とはまさにそういうものだと思う。




普通のサービス業ならそれが「おもてなし」となんだけど、塾となれば話は別だ。




「塾主導で定期テスト対策をやる」と、




塾生にとっては「テスト勉強として何をやるべきかを考えなくていい」となる。




「入試対策やりますよ!」となれば




塾生にとっては「入試に向けて何をいつまでに仕上げるかを考えなくていい」となる。




何としてでも「合格!」が欲しい




合格したあとはお疲れ様サヨウナラ




であればそれでもいいかも知れない。




でも、僕はそうじゃない。




中学レベルの定期テストで「何をすればいいのか分からない」という状態のまま高校生になったとしよう。




そうしたら、志望校こそ合格したがもはや大学受験など夢のまた夢になっちゃうよ。




別に大学進学を目指さなかったとして




定期テストの勉強すら自分で出来ない子が社会に出て




一体何を成し遂げられる?




塾はサービス業だ。




でも「〇〇対策!」の連打で塾生をバカにさせることの恐ろしさは認識しなきゃならないと思うんだよね。

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