昔。
友達の浪人が決まった時。
「俺の限界だった。やれなかった。」
とその友達は言った。
その言葉、今でも強烈に覚えてる。
彼の言った意味。
限界とは、
能力的に出来るか出来ないかは関係なく、
やれるか、やれないか。
意志と、
それに伴う行動が出来るかどうか、
なんだと。
彼は自分を振り返って言った。
「やれなかった」
と。
意思に、行動がついてこなかった、と。
自分はやれなかったからここが限界だったんだ、と。
そういう事か、と思った。
ついてこない行動を、
意志の力で動かす。
その瞬間、
限界を越えられるんだ、って。
僕はね。
限界は能力的なものではなく、
動くか動かないかで決まる。
そう思ったら何にでもなれるんだ、
って思ったよ。
やれなかった。
