「システム」というのは、作り上げた時をピークに、徐々に劣化していくイメージがある。
頭の中にある理想を形に落とし込んだのがシステムだとして、
形が出来上がった瞬間は素晴らしいものだけど、
時間とともに「形だけ」になってしまうんじゃないか
と。
そもそもシステムの目的を「誰でもできる」に置いているからなのかな。
「これさえ守れば素人でもできる」というモノを作ったとして、
「これさえ守れば」が強調されるから「形だけ」が残ってしまう。
中身(=人間、感性、心)が薄れてしまう。
塾とは、教育とは、人と人の関わりであるから
講師側に感性や心が無くなってしまうと、
途端に上手くいかなくなる。
うめざわ塾に、明確な「システム」は存在しない。
塾生の顔を見て、状況を見て、
その場その場で形も指導内容も変える。
人間相手、ましてや子供相手だ。
こちらの思惑通りにすべてが回るわけがない。
それを無理矢理に形にはめ込むより、
相手に合わせてこちらが変幻自在に変わってあげる方が
「教育」にはふさわしい、と僕は思うんだよね。