自分はこうだから、こうしたら取れるだろう
クラスなり学年なりで上位に入る子は必ずといっていいほど、
こういった勉強における「勘所」を知っている。
それは人それぞれ違うから、一概に「こうだ」とは言えないんだけど、
そういう子たちは共通して
勉強量が多い
のである。
人より多い勉強量を、人より長く続けてきていて、
その中で「どうすれば上がるんだろう?」という事をずっと考えてきた子たちだ。
そして今この瞬間も考えているに違いない。
ずっと考えて、ずっとやってきたからこそ得られた、いや磨き続けられた「感覚」である。
さて、人はこれを「勉強の仕方」もしくは「コツ」と呼ぶ。
この「仕方」ないし「コツ」は、誰かに教えてもらえば即座に使いこなせるようなモノではない。
その人の長年の「経験」とそこから得た「感覚」に支えられている部分が大きいからだ。
もちろん参考にはできるが、即座に使いこなせるとは思わない方がいい。
では、どうするか。
大いに参考にしつつ、あくまでも「参考」に留めておいて、
ひたすらトライ・アンド・エラーを繰り返すしかない。
なぜならそれでしか、その「感覚」は掴めないからである。