初めは基本に忠実に、基本を体に染み込ませ、
いつでも出来るようにしておく。
これが入口だ。
これには結構な時間が掛かるが、それだけではどこかで頭打ちする。
僕の感覚で言うと、
偏差値55くらいに天井がある感じかな。
その基本1つ1つをちょっと俯瞰で見て、
共通点を見つけて一般化する。
「これとこれって全然違うけど、やること同じやないかっ!」って感覚ね。
これが出来ると1つ目の天井を突破できる。
でも、すぐに次の天井にぶち当たる。
偏差値60〜65くらいだろうか。
この天井はなかなか厄介だ。
これを突破するには「忘れる」ことが必要となる。
今まで基本に忠実に守り、
それらをある程度パターン化して習得してきた常識を、
一度捨てる。
とても勇気のいる事だ。
非常に厄介である。
しかし、難関校の問題を解いていると、
急に電気が走る瞬間が訪れる。
今までとは違う解法、ものの見方、問題の捉え方。
それらに触れ、欲し、習得する。
そういう、言わば電気ショックを受け続けていくと、
勉強をしてきた中で作り上げた「常識」が崩れていく。
これは悪いことじゃない。
今まで一生懸命作り上げてきたこの常識は、
壊しても決して粉々にはならないから。
一度崩れてバラバラになった知識たちを新たに組み直していく。
意外と、組みやすく感じる事だろう。
こうすることで第2の天井を突破し、
偏差値70以上への道が開ける。
とここまで書いて、守破離みたいだな、って思った。
守破離である。
