情景は主人公の心情を表している実例

勉強とか

半年付き合ってる彼女とは、

最近上手くいってない。


一緒に居ても、

なんだか盛り上がらない。


そんな現状を変えたくて、

花火をしてみたけどさっぱり。


目の前にチラつく『別れ』を、

見て見ぬフリしながら過ごしてる。




学校の帰り道、

いつものように無理して盛り上げようとする。


でもやっぱりイマイチ。


雨のせいで、両手が傘とスクールバッグでふさがれた。


手を繋ぐのを拒絶してる、

とすら思えてしまう。





彼女の家の前まで来た。


正直、

やっと着いたか、

なんて思ってしまった。


でもこのまま

「また明日」

と言って帰る。





そのつもりだった。




「ねぇ・・・」


うわ。

マジか。

とうとう来たか。




「もうさ、別れようよ」




泣いた。


彼女の目の前で、

泣きに泣いた。





きっと、

独りになるのがイヤだったんだ。


「別れたくない」というのはただのエゴだって気付いてたから、

その結末は受け入れるしかなかった。





「じゃあね、ありがと」


「うん、バイバイ」




彼女を見送り、

一人で駅まで歩く。


いつの間にか雨はやんでいた。


風が爽やかな秋のにおいを運ぶ。


ふと、空を見上げた。


雲の無い、真っ赤な夕焼け。


夕日ってこんなにキレイだったっけ。

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