毎日テストの狙いは「強制反復」である。
あえて高めの合格ラインを設定することで、
ちょっとしたミスでも命取り、合格するためには嫌でも繰り返すしかない。
試しに春休み2週間ほど前にテキストを与えて
「春休みから単元ごとにテストするから今のうちにやっておきな」
と伝えておいた。
ドンドン進めるんだよね。
人によってはテキストの半分くらいまで進めてた。
いざ、テストをやってみると、それはそれはボロボロなワケさ。
ただ進めても、出来るようになってるとは限らない。
本当に出来るようになったかを確認するには、厳しめのチェックを自分に課さないといけない。
しかし、それが出来る子はすでに上位層にいるだろう。
つまり今、上位層にいない、
例えば今まで400点を切ったことが無く、学年10%以内をキープしている子ではない場合、
その「厳しめのチェック」が出来ていない。
それはもう、甘々だ。
テストで不合格を食らう毎に思うだろう。
「何がダメだったの?」
自分の答案と解答を突き合わせ、探す探す。
が、見つからない。
まさにそこに正しい答えが書いてあり、明らかに手元の答案と違うのに見つからない。
テストの時間が刻一刻と迫り、焦る焦る。
ようやく見つけ、覚えなおし理解しなおし、いざテストへ。
また不合格。
「なんでっ?」
「え!こんなことで・・・?」
小学校から今に至るまで、自然とクセとして身につけてしまったんだよね。
答えを勝手に拡大解釈して「これくらいはOK」とマルを付ける悪癖。
「やりなさい」だけじゃあちゃんと出来ない。
きっと多くの子がそうだ。
体感ではあるが、9割の中学生がそうだ。
勉強の悪癖を取り払い、
「覚えたつもり」「出来たつもり」を徹底的に撲滅するための「強制反復」
そのために毎日テストがある。
毎日テストの狙い。
