漢字は苦手だけど国語は得意、
という子はいない。
むしろ、漢字が苦手なら国語も苦手。
しかもガッツリ足を引っ張るレベルで。
それも当然で、
漢字が書けない読めないって事は、
文章が書けない読めないって事だからね。
だから漢字は、
英語で言うと単語にあたると思ってもいい。
英単語が分からないのに英語が出来る訳ないもんね。
でも漢字はなぜか、
英単語ほど重視されてない気がする。
英単語の練習はするけど、
漢字の練習は後回し、
なんてよく見かける光景。
漢字の練習は、
単なる字の練習じゃない。
言葉の、熟語の練習でもある。
それに何千パターンの漢字問題をマスターするには、
単なる暗記じゃ限界がある。
部首や音訓、
熟語の成り立ちの知識が土台にあってこそマスターできる。
それらの知識があると、
言葉の意味がなんとなーく分かるし、
そのなんとなーくは意外と外れない。
そもそも漢字を覚えないと意味は無いけど、
やみくもに書きまくるんじゃなくて、
色んな知識を引っ張りながら練習する事で
段々得意になっていく。
と同時に語彙も増えていく。
遠回りな様だけど、
部首・音訓・熟語の構成なんかをキチッと身に付けておくと、
それが国語のベースになるのは間違いない。
これは、
出来たら小学生のうちに身に付けておいてほしい事なんだ。
漢字力は国語力。
