合格者第2号は、
目の色変えて、
ゴリゴリに反復しまくって、
ようやく合格していった。
素晴らしい事だ。
じゃあ第1号の合格者はどうだったか。
あの子は、難なくクリアしていったように見えたよね。
ただしこれは、
あの子が努力無しに合格した、
という事ではない。
むしろその逆。
何年もの間、
ずっと努力を積み重ねてきたからこそ、
である。
本人はもしかしたら、
努力した、
という自覚は無いかもしれない。
受験生になってギアを上げた、
という自覚はあってもね。
何年も続けている事だから、
別に今さら努力とあえて言うほどのことでもない、
という感じかな。
つまり、
あの子が普通だと思ってやってることって、
その他の子にとったらすさまじい努力になる。
でも、
あの子は涼しい顔してるから、
頑張ってないようにさえ見える。
頑張ってない(ように見えてるだけ)のに好成績を取るもんだから、
「あの子は頭がいい」
「あの子は別格だ」
と言って諦めちゃう。
違うよ。
そうじゃない。
君らが「努力」だと思ってやってる事を、
あの子は「当たり前」にやってる。
あの子の「努力」は、
君らが思う以上の「努力」なんだよ。
この「努力レベル」の差が、
そのまま学力・成績の差となっている。
じゃあこの「努力レベル」の差は、
いったい何でついたのか。
年月だ。
長い年月をかけて「努力」してきて「当たり前」になったから。
僕は決して、
「あの子は頭がいい」の一言で片づけて、
あの子の「努力」を見ようとしない姿勢は許さない。
まずはあの子の「努力」を認めること。
そして、
今やってる「努力」を「当たり前」にしてしまうこと。
そうして今の「努力」が「当たり前」になった時、
君たちの学力は爆発する。
第1号はどうだったか。
