繊細な受験生に対し、あたかも腫れ物に触るように接する、
というのは違うんだよね。
腫れ物なんかじゃなく、大切な我が子なんだからさ。
変に刺激しないように遠巻きにする、
ってんじゃなくて。
親があれこれ口出ししてしまうのも不安から来てると思うんだよね。
でさ、その不安は期待や応援する気持ちがあってこそ、だよね。
そういう期待や応援の気持ちを「不安」という形で出すのではなく、
そのまま素直に「応援」として出してあげたらどうかな。
僕らは子供たちよりも何十年も長く生きている。
気持ちを整理し、
言葉を吟味して、
自分の心をより正確に言い表す術を、
それだけの成熟した精神を持ってるはずだから。
あぁ、
でも無理に言う必要なんてないと思うよ。
変に飾った言葉は見透かされるし、
第一、気持ちは言葉でしか伝えられないのではない。
自分なりに、応援を形にできればそれでOKだ。
腫れ物に触るように、とは違うんだよね。
