中学生が中学生のうちに絶対に身に付けないといけない能力がある。
解答解説を読み込んで理解し自分の脳内に叩き込む能力
である。
問題文を読み、設問を読み、考え、解答解説でそれが正しいかどうか、無理がある考え方かどうかを判断する力である。
これがないと、高校受験はマトモに戦えない。
もちろん、自力で解決できないものはたくさんあるだろう。
それは質問すればいい。
それも大切な能力だ。
だけどその前に、問題文と解答解説を読んでいるかどうか、はめちゃくちゃ大事となる。
僕は塾生たちに、まずは読んで考えて教科書見て考えて、をやりなさいと指示する。
質問があれば大歓迎、だけど読んでない・考えてないなら出直しなさい、というスタンスだ。
さっき、それができないと高校受験はマトモに戦えない、と書いたが。
できなくたって受験をすることはできる。
学校や塾の先生に、徹底的に教えこんでもらい、徹底的に反復させてもらえれば。
さて、それで仮に志望校に受かったとしよう。
高校1年生の初っ端3ヶ月で完膚なきまでに叩きのめされる。
それが分かってて「徹底的に指導します」とは、僕は言えないなぁ。
高校生になって一瞬で沈ませないために、
中学生は中学生のうちに「解答解説を読み込んで理解し脳みそに叩き込む能力」を身に付けなければならない。