1522年、マゼランの艦隊が世界一周を達成。
中学でこう習うから、
マゼランは世界一周を成し遂げたと思われてるけど、
実は彼、途中で死んじゃってるんだ。
マゼラン艦隊が世界周航の途中、
フィリピンのとある島に到着した時、
現地の人たちと戦って戦死してる。
え?
なんで?
マゼランって弱いの?
いやいや、
マゼランたちはスペインという、
当時世界一強いんじゃないかって言われてた国の艦隊。
弱いどころか、めちゃくちゃ強い。
鋼鉄で出来た鎧を全身にまとい、
鉄砲・大砲を満載でフィリピンにやってきたマゼラン軍。
マゼラン「ヘ~イ、皆さん♪
今日から俺の言う事に従ってね~☆」
自分達の装備をチラつかせながらいい放つマゼラン。
その態度にブチ切れた現地の王・ラプラプ。
ラプラプたちにはスペインに勝てるような装備なんか無く、
肖像を見る限りふんどしに剣一本。
それでも何とか島を守るため、
頭をひねって、ある作戦を立てた。
ラプラプ「おいこの色白野郎!
俺らがクソダッセーお前らに負けるわけねーだろ!
明日、海岸でケリつけてやるから覚悟しとけ!
このデベソ野郎ども!」
ラプラプの挑発にまんまと乗っかり、
約束の場所でケチョンケチョンにしにやってきたマゼランたち。
しかしなんと・・・!
そこは遠浅の地形で自慢の艦隊が海岸まで近付けない。
船に満載の大砲は全然届かないんだ。
マゼラン「ヒュー!こんな作戦で負けるワケ無いでショーが!
突撃デース!!」
ところがっ!
マゼランたちの重たい装備じゃ体が上手く動かない。
ただえさえ動きがのろいのに水の中を歩くとなったら・・・
その隙を突いて、
身軽なふんどし隊がバッサバッサとマゼラン軍を斬り倒す。
そしてついにこの乱戦の中、
マゼラン艦長がラプラプ王によって討ち取られてしまう。
リーダーを失った隊員たちはうろたえて、
一目散に逃げ帰っていった。
こうしてラプラプの機転で島の平和は守られたのだった。
この話を最初に聞いた時、震えたよ。
だってふんどしが鎧に勝てる訳ないし、
鉄砲が剣に勝てるとも思えない。
なのに勝っちゃった。
魔法じゃなく、
知恵で最新最強艦隊に打ち勝ったんだ!
ここから学べる事は大きい。
圧倒的脅威を前にしても、
冷静に相手の弱点を分析し、
持てる力の全てでそこを突く。
そうすれば、裸で鎧を貫く事も出来るって事。
鉄製装備+鉄砲相手に、ふんどし+剣で勝った男。
