中3生の何人かに「算数クイズ」を出してみた。
公立入試組は明日のヒントに、
高専合格組は腕試しに、
と思ってね。
少し難しいかなーと思ったが、
さすが数学得意マンは案外サラリと正解してみせた。
そんな中、1人の塾生との会話
塾生「もっと簡単な方法を探します」
「『簡単な方法を探す』ってのが全然簡単じゃないっていうジレンマ笑」
(だからこの子は数学ができるのか)
ハッ・・・!!
誰もが「簡単な方法」を欲しがっている。
自力で探す者もいれば、誰かに与えて欲しいと思う者もいる。
そして、力が付くのは圧倒的に前者。
子どもたちにとって遠からず訪れる「社会人」
その時に、仕事面でも待遇面でも、あらゆる面で
前者≫≫≫後者
となるのである。
どこだってそうだ。
上が仕組みを作り、下が動かす。
これは大人なら誰でも知ってる構造だよね。
ちょっとしたことだよね。
「解けたけど、もっといい方法はないかな?」という発想を持つことって。
でも、少なくとも「もっといい方法」を探している間は、
もしかしたら見つからないかも知れないと思うと、
「いい方法ではない」よね。
だけど、たとえ見つからなくても、
そういう発想を持っている人は持っていない人に比べて
将来的に先へ行ける。
「効率のいい勉強法」
僕がこの言葉を毛嫌いしているのは、こういう部分にあるんだな、と。
そして塾生たちには、そういうある種の「冒険」をして、
先へ行ける人間になってほしい。